狭い世界で静かに歳を取り、静かに死んでゆく。サラリーマンは、やはりサラリーマンであり、組織の中で会社のために従順に頑張る。頑張って褒められて、頑張って褒められて、定年となり感謝の言葉と退職金を貰い、そこを去る。
去りました。
そこそこのお金と、年老いた身体。仕事ばかりしていたので、友達は居ない。少ない友達に連絡してみる。老後の過ごし方を考えてるようだ。
ん?
なんか暇だ。部下をまとめてバリバリ仕事をしていた時の充実感がない。友達もいない。趣味も、何だか前よりも面白くない。そうだ、嫁を旅行に誘ってみるか。、、断られた。
あれ?
という人生にならないように、気をつけようと思う。仕事関係のお客も、私が今の会社にいるから相手にしてくれるだけで、後ろ盾がなくなったら、ただの何もないおじさんなんだろう。私と付き合うメリットは、私が会社の一員であるからだけみたいな人が大半だ。
今の会社の部下だって、私が辞めてしまえば他人。着信拒否だ。
分相応、身の程をわきまえて、誠実に人と接するよう気をつけて行こうと思う。