23歳の時、プータローをしていた。大学を卒業して就職もしないで、自宅で漫画家修行をしたいた。1年も。
プータローなので勿論、収入源がない。なので、アルバイトをしたくなった。
夏。
プールの監視員しかねーだろ!みたいな感じで地元の市民プールのバイト募集に応募したら簡単に合格した。
プールの監視員経験者から言わすと、バイト界において、プールの監視員はかなりの底辺のバイトだ。質がクソ低いメンバーが沢山いらっしゃった。そもそも、監視をせずに泳ぎ出すやつ。ナンパを始めるやつ。年齢誤魔化してバイトするやつ。
プールの監視員のバイトなんか、椅子に座って、プールサイド走ってる子供注意したりするだけの、くそユルイ内容なのに、それさえもロクに出来ないような奴がワンサカいたなぁ。ああ、懐かしい。
地元のプールは、老朽化もあって私がバイトした夏が終わると共に縮小となった。流れるプールや、スライダーはなくなり、50メータープールだけが残った。この50メータープールもいつのまにか消えていた。私の心の中にだけ残る。
夏はなんだかワクワクする。楽しいことが起きるような予感というか。アイスも美味いしね。クーラーのきいた部屋で冷たいものを食いながらテレビを見てゴロゴロする。最高です。
セミの声をまだ、そんなに聞いてないかな?
夏は、夏を満喫しないとな