同級生のやつがビリヤード 上手い。そいつの兄貴が上手かったので、それが伝承されていた。始めたのは同時期だったけど、明らかにあっちの方が実力が上である事は、当初から気づいていた。
9ボールをする。ポケットが甘い台なら回ってこない。1時間戦って、まあ、打つ機会が殆どない。
悔しい悔しい悔しい
ムカつくムカつくムカつく
同級生の彼は頭も良かった。学力テストはいつも上位に入っていたし、サッカーやっていたのもあり、女性にモテていた。劣等感を
感じさせてくれる奴だった。
それでもビリヤード は続けてきた。何か没頭出来るものが欲しかったのかもしれない。退屈もしていたし。ビリヤード が上手くなる事で、何か未来が変わるような気がして、そんな期待を抱きながらプールに通う。
彼とはもう5年くらいビリヤード をしてない。音信不通。でも、多分、やっているはずだ。彼も凝り性というか、中々飽きない性格なのでね。久々に対戦をしてみたい。今なら昔よりいい勝負ができるはずだ。
これが叶うのは、5年後くらいかな