ストリックランドは、本当に基本に忠実にストロークしてるみたいに見えるのだけど、打つ時に、やや不気味な動きをする。
球に向かって、右肘90度くらいで綺麗に構えす。そこから右肘支点に素振りを数回します。
ここからです。
なんやしらんが、肩と肘が落ちながら後ろに振りかぶり、そこからカクカクっとなりながら結果的にはスムーズに最後のショットの形になる。
キューをなるべく水平に保とうという意識からなのか、妙に肩と肘が落ちるように振りかぶり、しかし、フォロー、送り出しの所は妙にスムーズである。
当初、「これは単なる、この天才のクセだ。クセが凄い」くらいにしか思ってなかった。つい先日、なんとなく思い立って、この不安定に見える、かなり個性的なストロークを真似てみた。
結果、凄くいい。
逆に、肩と肘をそこにキープさせようとした方が、なんだかブレる。不安定の中に安定がいた。これは大きな発見である。
一見、あり得ないストロークなんだけど、理にかなっているというか、妙にしっくり来る。ただし、やはり、元々が不安定から始まってるので、崩れ始めるとメチャクチャになる。
us openという過酷なトーナメントがあり、ここで勝つのは大変な事ですが、ストリックランドは3回?4回?勝ってる。
これは、信じられない事である。調子がいいを、ずっと継続しないと勝てないのです。
一見不安定なストロークの中に、他の人達よりも安定している部分というか、勝る部分があるからこそ、なせるワザなのかと。
もう少し解明して行きます。