ビリヤード、人気スポーツへの道(ブログ)

ビリヤードの楽しさを伝えるブログです

止まっている球を打つ

野球やテニスと違って、ビリヤードは止まっている球を棒で突っつきます。

「簡単じゃね?」なんて思いますが、これが難しい。身体が思うように動かないのです。

この辺が、ビリヤードがスポーツという事なのか。


ゆっくり、ゆっくり棒を突っつけば、まあ、真ん中に当たる。けれども、それだと転がらない。振り回せば、これまたブレる。ちょうどいい感じに振るのが難しい。


フォーム安定を狙って、例えば足を固定、肩を固定、顔を固定なんてして、いつも同じ形のフォーム、同じ感じの素振りをルーティンで繰り返すようにする練習をよく見ます。


しかし、これも上達してるようで、あまり上達しない気もします。何故ならば「その日の体のバランスの調子」ってのがあるようで、昨日は正解だった足の位置が、本日は違うみたいな事が頻繁に起きる。


さらに、ビリヤードの台の高さや、球の種類、台に貼られてある布みたいのも、状態が色々違うものですから、迷路に迷い込む。


よく初心者というか、これから上手くなりたいって人に対しては「自分のキューをもち、同じ店に通った方がいい」なんて事も言われます。つまりは、色々と変動する条件を出来るだけ減らすことにより、間違いやミスを減らしやすいって事なんでしょう。


自分のキューをもつ。練習をする。店の常連になる。毎日通う、、。しかし、球が真っ直ぐ転がらない。


この止まっている球を打つだけなのに、毎日毎日やってるのに、なんで、なんで、、みたいな。


この難しさが、ビリヤードの面白さでもありますが、大抵は「難しい、やめた」となってしまう要素でもあります。

ボーリングは、まあ、全部ガーターって人はあまり見かけないけれども、ビリヤードは1時間くらい勝負が付かないゲームもありえます。


面白さを伝えたいのに、苦しみばかり