私は家系ラーメンが大好きで、週一は必ず食べる。色々なタイプがあって「絶対ここじゃなきゃイヤ」というのなく、それぞれがそれなりの味の到達点というか、個性があって面白い。
家系ラーメンって何？って言われると、一般的に言えば「味は豚骨醤油味であり、チキンオイルを入れてあり、ほうれん草と、チャーシューが乗って、海苔が3枚、ライスを食べながら、すりおろし生ニンニクと、豆板醤、酢とか入れてたべる、、、」的な、だいたい700〜800円で死ぬほど腹が貯まるやつというものだ。
直系と言われるのが吉村家から認められて、「直系」と言う看板を店の前に出している。味としては、最近は「ヤマサの醤油に、鶏油でキレがあり、燻製チャーシューってやつやですかね。
この直系とはちょっと違くて「割と濃厚で味が濃い目」なのが「武蔵家」ってやつです。ほぼ、味も見た目も同じですが、直系と比べるとに「濃厚であり、キレが弱め」である。か、しかし、武蔵家はライスがただで何杯でも食べれるという素晴らしい特典が付いているため「まじで死ぬほど食える」のである。なので学生に大人気で、どんどん店舗が増えており、まあ、良い事です。美味いしね、普通に。
また、上記とは違い「資本系」と呼ばれる「工場で炊いたスープ」を使ったチェーン店みたいなものもある。町田商店ですね。ここは、壱六家という名店の味と同じ味を作れる方法を開発したのか分からないが、店舗が死ぬほど多いし、都内にいれば1日一回は見るくらい多い。
では、王道家って何？って話になるのだが、王道家は元々は吉村家で修行をしていて「直系」だったのだけど、麺を変えるか否かみたいな所で揉める事により破門みたいな形になる。しかし、やってる事は同じなので、直系と同じような味でやり続けている。途中で「濃厚さ」を求また事により「濃厚であり、さらにキレがあり、燻製のよう香りがして、、」という、吉村家と、武蔵家の間、いいとこ取りみたいなポジションにいる。
つまり、今、王道家が1番美味いのである。
「しょっぱい」という意見もある。基本的に「ご飯のおかず」という位置づけであり、しょっぱくていいのである。オフィス街にある店でもないので「ある程度の塩味」を求める地域にあるので、ある意味正解だ。
さらに、清水社長の人間性が素晴らしい。内容が素晴らしいというよりも、信念を持ってやっているのが良い。ラーメン一つに対して真剣に向き合っている姿勢が良い。
美味しい、不味いではなく「美味しくしようと一生懸命」なのが良い。さらに、ラーメン屋としては珍しく「現在の味が正解」とも考えていないようで、いつでと変化、進化しようとしている。ここが、ほかのラーメン屋が出来ない所だ。
現状を否定する。ラーメン屋に限らず、これをする事が大変だ。不安だ、いつも。なので、毎日毎日ラーメンばかり考える。弟子、家族のことを考える。未来の事を考える。
賛否両論あるとは思うが、今、1番は王道家だと思うのである。味ではなく、存在として。
味も勿論だけどね。食べた事ない人は是非。
しょっぱいですけどね。
近くのスーパーに売っていたので買った。あとで食べる。どーかなぁ。楽しみ
