突如駅前に現れた「餃子の雪松」という看板。なんだろね?って感じで、いつも「なんだろね?」と思っていた。
意を決して入店してみた。そして、かなり驚いた。「なんだ、このやりかた」と。
危険性が沢山あるのだけど、日本ならではのやり方というか。この業態のライフラインは防犯カメラだけだ。
無人の直売だから、シンプルに昔のエロビデオ販売同様に自動販売機だと思っていた。しかし、この店にはそれがない。金の回収は、なんと「お賽銭箱」だ。神社と同じシステム。お釣りなどない。さらに、餃子も冷凍庫に普通に入っているだけなので、ズルしようと思えばいくらでも出来る。
しかし、例えばお腹減った人がここにきて、これを万引きしても直ぐに食べれないのが味噌なのかもしれない。冷凍餃子は直ぐには食えない。
この謎のシステムで店舗数がガンガン増えている。無人で24時間の営業が可能だ。やるのは、餃子の補充と、お金の回収だけ。しかも、回収するって言っても、所詮は餃子なので、多くても三万くらいだろう。さらに、駅前の見通しがいい所に店があるので、悪さはしにくい。店内も透けて見える。これは、路上で野菜売っている農家と同じやり方だ。すげぇ。
値段は1000円のみ。一品だけ。家賃をどの程度で回収出来るかがポイントだろう。
しかし、この回収ボックス。すげぇな。頭は使わないとダメね。どこにビジネスチャンスがあるのか分からないものです。