ビリヤード、人気スポーツへの道(ブログ)

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ブスタマンテの安定感

ブスタマンテのクネクネしているショットが安定しているとは考えにくいのだけど、チャレンジマッチで「その店でばかり撞いている、その店の台に慣れまくっているA級という称号を得ている人達をボコボコにしている様」は圧巻であるし、安定感抜群って事でしょう。

アホみたいにドカーンと強い打球から始まり、不気味なストロークから繊細なのか、なんなのか、大振りのやつで倒しまくる。

 

この安定感の秘密があるとしたら「気にしている部分が少ないフォームと、ストロークを実践してるって事に尽きると思う。そりゃ、練習しまくっているだろうけど、そーゆー次元ではなく「失敗しにくい効率的、効果的かやり方」をしているはずだ。でなければ、安定的に勝ち続けることは不可能である。

 

トッププレイヤーを見ると、殆どの場合が「肩の肉に顔、アゴが付くようなフォーム」が多い。動きが制限される為、振る腕の方が振り子になりやすい。さらに、低い姿勢になるので、安定感が増す。

 

次に大きなストローク。大きなストロークは安定とは逆に位置する。力を出すには良いかもしれないけど、力を要しない場合は「ちょんちょん」でいいはずだ。パグラヤンみたいにね。好みか、これは。緊張をほぐすとか。

大きく振って当てるのと、小さく振って当てるのとでは、必要な力が違うかな?小さく振って同じ強さを与えると、なんとなくブレが大きくなる気がする。100キロしか出ない車で100キロ出すのと、300キロ出る車で100キロ出すのは安定が違う気がするね。

 

凄いエンジンを持った者が、自分の力の範囲内でコントロールしているような、なんとも達人みたいなビリヤードですね