昔から、割と器用で「まったくできない」って事がない少年でした。スポーツでも、勉強でもソコソコこなす。
ビリヤードと出会ったのは19歳の時。昔、藤沢駅の駅前のビルの3階くらいに、ビリヤード場があって。そこに、大学の友達に連れられて行ったのが初めて。
「まあまあ楽しいかな」くらいのもので、別にそこまで感動とかしなかった。
それから2週間後くらいに、別の仲間と同じ店に行った。その時、5、6人で行って簡単な試合形式で勝負をした。
負けた。
思い通りに行かない。
なんだか妙に悔しい気持ちを感じた。
それから1週間後くらいに、5、6で行った時のメンバーの1人が平塚のプロのいる店に通い始めたと聞いた。藤原プロのとこ。
負けずと、僕は藤沢の世界チャンピオンのいる店のドアを開けたのである。
つづく