フィリピンプレイヤーで、たまに、この薬指をぴんぴん動かしているのがいる。パグラヤンとか、めっちゃ動いている。私はこれを「何の意味があるのか? 恐らく、リズムでも刻んでいるのだろう」くらいに20年くらい思っていた。
なんとなくカッコいいから真似た事もあったけど「意味無し」と判断してやめた。しばらく、ストリックランド式スタンダードブリッジでプレイを続けてきた。
ついこの間、なんとなく、薬指の位置を変えてみて気づいたことがある?
あ、なるほど!
とりあえず、理由に気づいてから球筋が妙に鋭くなった。びびった。理由が分かったわけです。これに気づくのに20年。
ビリヤード は見た目だけでは中々分かりにくいというか。チキンと教えてくれる人も居ないし、ましてや、ライバルが自分より強くなるのもイヤみたいな。そんなのがあるのでね。
先日、王道家の清水社長が「美味しいラーメンを作っていれば発展するわけ?違うでしょ」と。発展と、美味しいの方向軸はちょっと違う。全くリンクしてないわけではないけれども、例えば「昨日より良い出汁が取れた」とします。しかし、別に発展はしてないわけだ。清水社長は「人気のセリーグ、実力のパリーグ」みたいな事を言っていた。人気と実力と、少し軸がずれ気味だ。
つまり、このブリッジの薬指の問題なんていうものは、人気スポーツとは関係のない話であるので、もう少し引っ張る。