大昔、あるビリヤード場に行ったときに店員に合い突きの誘いを受けた。相手は店員ではなく、そこの店にいた「近所の小僧か?」みたいな少年だった。亀田興毅のように、スポーツ刈りなのに後ろ髪長い的な、そんでタンクトップだった。
おいおい、と思った。こんな、近所のゲーム代も払ってない奴と、なんでゲーム代を払ってこっちはやらないとならないのだ?と思った。クソ失礼だ。侮辱だ。
打ちのめしてやろうとゲーム開始。始まって直ぐに気付いた。
「この小僧、つええ」と。この後ろ髪だけ長い、タンクトップで、どー見ても学校の成績は悪く、不登校気味な雰囲気を持つ小僧にコテンパンにやられました。偏見強目。
ブレイクよし、ストロークよし、えーーーって感じでした。多分、14歳くらいだと思う。当時の私は29くらい。屈辱ですよ。ペッパーランチで、謎肉食べながら泣きました。この店への最訪は、6年後でした。
今なら勝てるんだよな。というか、あっちもそれなりの年月を経ているからレベルアップしているか、もしくはそもそも引っ越ししてるかもしれないし。
あの時の悔しい思いは、今の私を作り上げたのだろう。ああ、ビリヤード がしたい。