ビリヤード、人気スポーツへの道(ブログ)

ビリヤードの楽しさを伝えるブログです

ダンディズム

ビリヤード場に着く。「初めて来たのでよくわかりません」みたいな顔をしながら店内を見渡す。店員風の人はいないかと目を動かす。奥の方から「あれ知らない人だな」って微妙にキョトン顔をした店員が「いらっしゃいませ。お一人ですか?」なんて言ってくる。そうだと伝えて、案内されて台の前に着く。「ブレイクの時はラックシートしいてやって下さい。ドリンクメニューはこちらです。キューは向こうにあります」とか言われて、ご自由にどうぞとなる。


椅子に座る。店員にジンジャーエールを頼む。ラークに火を付けて店内を見渡す。「お、あそこの客はうまいな。あっちはスリーか」などと、店の雰囲気を観察する。タバコ吸い終わったところでよーやくキューを選別しに行く。台の上にコロコロとしながら真っ直ぐなやつを選ぶ。


大抵の場合、初期状態はナインボール用に9個の球が台上に置いてある。しかしながら、私はナインはしないので、別にしまってある10番以降の球も全て台の上に置く。そして、屈伸をする。アキレス腱を伸ばす。腕をぶんぶん振り回す。腰も回しておく。これで準備万端だ。ジンジャーエールを一口飲む。


選んできたキューをおしぼりでふく。そこでまたラークに火をつける。携帯をチェックする。そしてLINEで「今日もまたビリヤード来ちゃったよ。何してるの?」などと知り合いに声をかける。時刻は15時くらい。入店から20分が経過している。


いざやろうかと思ったが尿意をもよおしたのでトイレに行く。髪を整える。「よし、今日はやるぞ!」とね。台に戻るとLINEの返信が「いま、みんなでカラオケで飲んでるのだけど、暇だったら来る?」なんて誘いが入っている。バカ言っちゃいけない。俺はビリヤードで忙しいのだ。


また、ラークに火を付けた。