ビリヤード、人気スポーツへの道(ブログ)

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分析③ 呉珈慶(ウー・チャーチン)

神童です。10代で世界チャンプになったワンパク坊やみたいな。「どすこい!」って感じのずっしりとしたストロークで、重く鋭い球を突いて、世界チャンプまでになっちゃった。個人的に球質が好きな選手。


スヌーカーじゃないのだけど、目線はすごく低い。ストロークも台スレスレで上下運動が少ない。ブリッジもしっかりしてて、スタンスもしっかりしてる。狙い方も、まあ、しっかり芯を捉えてる感じで、突き刺すように打つ。「どすこい!」という、エドモンド本田の頭突きみたいな重さを感じる。


さて、真似る。

①台に沿うように、キューを振る。肩視点というより、キューが自然に横に流れるようにする。

②キューの真上に目玉を置く。利き目。

③フィニッシュは親指、人差し指を中心にきっちり握りこむ。

④足とか、スタンスは、適当。


動画とか見たまんまに真似ると、けっこう鋭い球が打てて真似しやすそうなのだけど、捻りとか、角度のあるショットとか打つ時は距離感が難しい。真っ直ぐを打つには最高のストロークなのだけど、スタンスが低くて、目線も低いので、メガネのプレイヤーにとっては最悪のフォームかもしれない。


一流プレイヤーに間違いないのだけど、彼には色々な事があり過ぎて、戦いから離れた時期や、無理やりのダイエット、国家がらみの嫌がらせとか、なんか不幸なプレイヤーなのです。強いけど、つよさを伸ばせる時期に成長を邪魔された結果として、最近では「え、なにそれ」というポカミスから負けるシーンが目立つ。つええのにな。


どすこい!って打ちましょう